京セラ フィロソフィー 稲盛和夫
2015/05/06
至極真っ当な哲学
京セラを設立した稲盛和夫が自らの哲学を解説。内容としてはビジネス書を読んだ事のある人なら、反論もなく納得できるし、とてもシンプルに真理が書いてある。何冊もビジネス書を買うならこの一冊を読めば良いだろう。
正しい事を真面目に行う人間であれ、そのためには素直で明るい精神を持つこと。人生の中で起きる些細な出来事にもその意味を考え、自分の頭で理解し一生懸命に対処する事。日々のそうした習慣を続ける事によって最終目的に近づくはずである。
全て始まりが肝心。
人として利他の心、正しい心を持つことが、正しい考えを生む。そしてその正しい考えが人生における正しい目的を定める事になる。さらに自ら定めた目的を周知徹底する事でそれは崇高な目的となり、やがてその目的達成に向けて必要な能力が明らかとなる。未来に向かってその能力を高める自己努力を行い続ける。その努力と熱意が周りの人を巻き込んでいく。
持ってはならない悪い考え方
後ろ向き
否定的
非協調的
暗く悪意に満ちて
意地が悪く
他人を陥れようとする
ふまじめで
嘘つきで
傲慢で
怠け者
利己的
強欲
不平不満ばかり
人を恨み、人を妬む
まずできる事は、上記考えが頭に浮かんだら言葉にせずゴクリと飲み込む事だ。
- 作者: 稲盛和夫
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2014/06/04
- メディア: 単行本
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